拝啓、有吉誠様。
間も無く、今年も1月7日が巡ってきます。
あの日、約8年越しに貴方と再会をした時のこと。ずっと覚えています。
本当は、初めて出会った1980年の8月からずっとずっと貴方の事が好きでした。
貴方が私に「結婚しよう」って可愛らしいプロポーズの言葉をくれる前よりも先に私は貴方の事を好きになっていました。
8月のあの日、貴方が見せてくれようとした流れ星の名前は「ペルセウス流星群」だったのですね。あの日から33年目の夏に知りました。
私はまだ実物のペルセウス流星群を見た事がありません。

1994年の1月7日の再会、夜更けの告白から貴方と付き合えた時はとても嬉しかったです。
私は、恋愛経験が乏しくて愛情表現が大変下手で貴方を不安にさせていたと思います。
付き合ってもすぐに中距離恋愛から遠距離恋愛になってしまった事で貴方の近くに居られない自分を疎ましく思っていました。
ましてや貴方の恋人はおろか、想うことすら赦されない関係であったことと知り想いのピリオドを何処に打とうかと思うようになりました。

2月12日。
中距離恋愛が遠距離恋愛に変わる日。
私は貴方に「浮気をしても、他の人を好きになっても構わない。」と告げました。
私との電話、デート中に貴方のやるせない思いが伝わって来ていたから。
私が貴方を想う事は一向に構わなかったけれど、貴方が辛そうなのには耐えられませんでした。
あの頃の私が出来得る精一杯の愛情表現でした。
だから、その日を選んでその言葉を伝える事にしました。

その後、貴方とは二ヶ月くらい遠距離恋愛をしていました。
一度だけ私は貴方に会いに行きました。
貴方は私を色々な場所に案内をしてくれました。
「こんな場所で良いの?ここで嬉しそうにしている女の子、初めて見た。」って呆れていました。
私は貴方が連れて行ってくれる場所ならどこでも嬉しかったんです。
我が儘を言えるならば、貴方に「別れたくない。」って言いたかったです。
だけど、そんな事で貴方を悲しませる存在にだけはなりたくなくて別れを選びました。

貴方との事からもう26年。
冬になるといつも思い出します。
今、貴方がどこで何をしているのか?私には知る術もありませんが、いつも心の片隅で貴方が幸せである事を祈って止みません。


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