誠くん、あの別れから24年が過ぎたね。
24年前の昨日の夜、だったね。
あなたから別れ話の電話が来たの。

私ね、今でもあの時の衝撃を覚えてる。
おかしいよね?
たった三ヶ月と数日しか付き合ってなかったのにね。

バイトから帰ってきたら、あなたからの電話。
なんとなく察してた。
そろそろ私は捨てられちゃうだろうなって。
あなたと血の繋がりがあるから、ずっと言えなかった。
「浮気しないで。」「他の子を好きにならないで。」って。

血縁関係がある。
遠距離になる。

私の存在があなたの足枷になると思ったら、
本当は私から去らなきゃいけなかった。
だから、あなたと関係を持ったその後から
「浮気してもいいよ。」って言ってた。
そんな言葉を口にする度に心が痛んでた。

あなたに別れを告げられてから私は漸く泣くことが出来ました。
普通に出会えていたら良かったって。

今でもちゃんと言えるんだ。
無垢な気持ちで愛していたのはあなただけだったって。
結婚も離婚もしたけどね、あなたと付き合っていた時のような幸福感はどこにもなかったんだ。

あなたがどこかで幸せにいてくれたらそれで私も十分幸せです。


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