育子さんへ
 
 あの日、あなたは、私に最高のシチュエーションをくれました。
 あなたは、私に手料理を作ってくれ、その時私はあなたの英語の宿題をしていた。 二人で銭湯にも行った。 まるで”神田川”のように
 出会ってからひと月余りなのに、もうずっと恋人の様な気がしました。

 あなたは、清楚で気品があり、美しかった。 19歳なのに大人の女性の色香も溢れていました。 でも、あの日のあなたは、それ以上に本当に可愛らしかった。 私を慕ってくれて、信頼してくれて、無防備だった。 それまで思っていたあなたとは、また違っていた。 私の前では、無邪気でけな気な少女だった。 そんな姿をみせてくれて、最高にうれしく、もう堪らなく好きになった。 いままでに感じたことのない感情が加わった様な気がしました。 胸が一杯になった。 と同時に胸が締め付けられました。 あなたをずっと大切にしたいという思いが強くなったら、躊躇い、自分を抑えてしまった。 優しい言葉も、あなたに触れることもできなくなった。 そうしたら、この場に居られなくなった。 結果無意識に最低の行動をしてしまった。 
一番大切なあなたのことを考えずに。 理由も解らず、残されたあなたは、落胆し、失望し、軽蔑した事でしょう。 言葉では、言い尽くしきれませんが、本当にごめんなさい。 本当に悔しいです。
 それでも、あなたはまた会ってくれた。でもその時はもう心が離れていた
私も何も弁解できなかったし、何を言ったかも覚えていない。
 一度失った信頼は、元には戻らないと思った。

 あなたに感謝の言葉も言っていません。
私の試合にも来てくれて、最初は友人と三人で、次は、見知らぬ人ばかりの中、たった一人で。 うれしかった。 あの日の最高のシチュエーションも
ありがとう、本当にありがとう

 あれからずーっと、あなたと過ごした人生最高の日々を想う時、同時にあなたを傷つけてしまった最悪の日である事を思い出し、胸が苦しくなります。
 家族や仕事は、概ねやり遂げたと思っています。残されたのは、あなたにこの気持ちを伝えるだけです。
 あなたになんとか伝えたい。 このサイトを見て欲しい。 
あなたに迷惑がかからない様にするためには、こんな方法しかありません。
 万が一見たならば、できることなら返事をください。

                                      J. U


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